50歳男性 家族の手作りお葬式で、新しい発見がある事を学びました

私は50歳、男性で広告デザインを生業としています。

家族は妻と娘がいます。

冠婚葬祭の中でも、結婚式ですと、幸せの空間なので、印象に残った結婚式は多いものですが、葬儀となると厳粛であったり、しめやかな空間でもあるので、印象に残る葬儀は、家族や親族以外では意外と少ないものですが、丁度、3年前の知人のお母様が亡くなられた葬儀は、今だに印象に残っています。

その葬儀は、家族葬でした。

家族葬と言っても、家族プラス私だったり、深いお付き合いの方も参加しての家族葬でした。

その葬儀は、司会こそ、葬儀社の方が行っていたのですが、読経をする方は、ご親族の方でした。

勿論、受付も誘導もご親族で行っていました。

参加者は20名もいなかったのですが、本当に手作りの葬儀で、葬儀後のお食事も全て手作りでした。

予算がないと言う事ではなくて、故人の意向だったと言う事でした。

私は親族でもないのですが、何か親族の一員の様な空気感に包まれた不思議な感じでした。

それほどの暖かい距離感の中で、葬儀は進んで行きました。

そして、私が一番、印象に残った事は、メモリアルスライドショーでした。

今や当たり前の物かも知れませんが、この葬儀のスライドショーはちょっと違ったのです。

まずは家族での手作りです。

そして、故人が大好きだった曲をBGMにその場で、お孫さん達が、スライドショーに合わせて、交代でナレーションをし始めたのです。

生まれから、亡くなるまでの10分程の内容でした。

そのお孫さんのお母さんが、少女時代の頃のセリフを故人に話す場面は、もうみんな大号泣でした。

何かそのスライドショーを見ていて、故人は次の人生をスタートを切ったんだなと素直に思っている自分がいました。

そう思うと、葬儀全体が、悲しみを越え、暖かい空気感に変わっていました。

私は家族と故人の距離感を感じて、羨ましくなりました。

葬儀と言うのは、当事者は何か人が多く、気を遣いバタバタの中で終わってしまうイメージがあったのですが、そうではなくて、誰にも気を遣わず、手作りで、悲しみから暖かさに変わり、最後は来て良かったと思える葬儀。

この葬儀が本来の形なのではないかと深く感じて帰って来ました。

手作りをする事で、故人の新たな発見をする事が出来たと、ご家族はおっしゃっていました。

実は相当な苦労人だった事。

実はこんな趣味があった事。

普段は寡黙でも、実はこんな性格だった事。

そんな発見が出来る手作り葬儀は、私は参考にしたいなと思いました。