56歳女皆に慕われて逝った叔母は幸せな人生だったようです

56歳  女   専業主婦です  4人家族、2人の子供がいますが、一人は独立しています。

夫の叔母にあたる方のお葬式に参列しました。

義父の実弟の奥さんになります。

9月のまだ残暑きびしい日に8月から具合が悪く入院していたところ、急逝されたということでした。

お通夜にも訪れ、告別式は夫に仕事があるため私一人で出席しました。

亡くなった叔母はとにかく優しく、気の利くかたで、我が家の義父母が亡くなって私一人で動揺してしまっているときも、励ましてくれながら、一緒に手伝ってくれました。

その叔母さんが、白い棺のなかで、眠っているなんて、現実とは思えません。

叔母さんにぴったりなイメージの淡いピンクや白、ワインレッドのコスモスが一杯に祭壇には飾られています。

その真ん中で、在りし日の叔母さんがにっこりと笑っている遺影が飾られています。

今にも声をかけてくれそうな生き生きとした笑顔です。

いつも、私たちと会うと「きやーたの?ゆっくりしてってー」と柔らかな声をかけてくれたものでした。

告別式が始まり、ひとしきり読経がおこなわれます。

その後、20歳になったお孫さんが、東京の音楽専門学校に行っているということで、自作の曲を電子ギターで披露してくれました。

若い彼ならの見送り方でしょう。

とても心がこもっている歌でした。

みな、しんみりとして聞き入っています。

歌い終わり、一人一人、線香をあげ、おりんを鳴らしおごそかに祈ります。

私も「何も分からない私にいろいろ手伝ってくれて本当にありがとうございました。

」と心のなかで、頭を下げます。

すべての方の最期のお参りが終わると、叔母さんの棺の中にコスモスを参列者みんなで入れてあげました。

色の白い叔母さんとコスモスはとてもよく似合ってきれいです。

少し叔母さんの顔が嬉しそうにもみえます。

そして、いよいよ出棺時刻が迫ってきました。

葬儀スタッフたちが、お棺を運ぼうとしますが、お嫁さんが泣いてお棺にとりすがっているので、なかなか動かせません。

マイクで何度も葬儀社の方々が促していましたが。

その姿は傍らから見ている私たちにも一層悲しさをつのらせます。

本当に皆に慕われていた方でした。

嫁姑のいざこざなど聞いたことがないほど、仲がよかったのです。

最期の時に人はどのような人生を送ってきたのかよくわかるといいますが、真実なのですね。