43歳男性 手順が分からず‥最後はもくぎょを叩いてしまった‥

初めまして都内に住む男性です、私のお葬式で印象に残ったエピソードをお話しさせて頂きたいと思います、宜しければ最後まで聞いて頂ければ嬉しく思います、では。

この話は2019現在から十数年も前の事です当時私は小学生3年生でした、私は幼少期の頃は凄く手のかかる子供で学校が嫌いで行きたくなくて逃げ回っていました、しかしこれには訳がありました‥私は幼稚園児の頃に一人の子からイジメにあっていてそんな体験が小学生になってもトラウマ的に残っていて、またいつイジメに遭うか分からないという恐怖感があったのです。

私は毎朝自宅から小学校に向かう時、学校に行くのが嫌でしたから決まって向かう場所がありました、そこは近所のおばさんが働いている小さな会社でした、何故私がこのおばさんの所に行くのかというと、おばさんは私が赤ちゃんの時から私を可愛がってくれ、幼稚園でイジメに遭って泣いて帰ってきた時もお菓子やジュースをくれて大丈夫だよ!負けるな!と言って励ましてくれたりしたからです。

おばさんは小学生になった私にも以前と同じように可愛がってくれ、私は学校に行くよりおばさんと会って話をしているほうが楽しくて安心も出来ました、しかし‥私が小学生3年生の時におばさんは急に亡くなりました‥原因は脳溢血だったそうです、私はショックで大泣きした事を今でも鮮明に覚えています。

そして、数日後私は親に連れられておばさんのお葬式に出席しました、おばさんは棺桶の中に入っており覗くとおばさんは生きていた頃と同じように優しい顔で眠りについていました、私は自然と流れてくる涙を拭いながらお線香の順番を待っていました、しかしこの時です‥私はお線香をあげた後に何やら動作をしてチ~ンと鳴らしている大人達の姿を後ろから拝見していましたが、どういう手順でやれば良いのか全く分からない事に気がついたのです‥。

しかしそんな事を考えているうちに私の順番が来てしまいました‥私はまずお線香をあげる事だけは分かっていましたから、お線香をあげました‥しかしその後が全く分からないので‥とにかくチ~ンと鳴らして手を合わそうと思い、私は鳴らす為の棒を手に取り、右側にあった何やら音が鳴りそうな物体を叩きました‥しかし次の瞬間会場内にコンッ!という音が響き渡りました‥、そして次の瞬間会場内が笑いに包まれました‥。

何故笑いに包まれたのかというと、私が叩いてしまったのはお坊さんが叩くもくぎょ?だったのです‥、私は子供ながらに恥ずかしくなりましたが最後に棺桶の中にいるおばさんにありがとうを伝える為にもう一度覗きました、すると‥先ほど見たおばさんの顔が変わっていました‥ナンと笑顔になっていたのです‥私は周囲の大人達におばさんが笑ってる!と伝えると、大人達はお前が面白い事したから笑ってるんだよ!と言ってきました。

私はこの時おばさんにありがとう、頑張るからね!と伝えてお別れしました、この先もおばさんの事は忘れる事はありませんし、これからも自分なりに頑張って生きていこうと思います、以上で私の印象に残ったお葬式のエピソードをお話しさせて頂きました、最後までお付き合い下さりありがとうございました、それでは。